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政治学専攻からエンジニア職に(入社1年目Aさん)

こんにちは。
朝日新聞社CTO室・採用担当です。
以前、研修についての記事を公開しましたが、今回は今年度、新人研修を受講した新卒入社1年目のAさんに、現在の業務、研修の感想について話してもらいました。


2024年8月から、「朝日新聞紙面ビューアー」のiOSアプリの開発を担当しています。画面デザインの刷新や不具合の修正が主な仕事です。

私は、技術部門の社員ではマイノリティーである、文系出身です。学生時代は政治学を専攻していました。その傍ら、ゼミのウェブサイトを構築したり、個人開発でスマートフォンアプリを作ったりと、パソコンを使って何かを作る日々を送っていました。

Aさんのオフィスのデスク風景

入社後の研修について紹介します。
研修は7月末まで行われ、最初の2週間は記者部門やビジネス部門との合同研修でした。休憩を挟みつつ毎日合計で6時間以上、講義やグループワーク・ディスカッションが行われ、講義詰めの大学生活に戻ったかのようでした。
現場の第一線で活躍されている先輩方の話を短期集中で聞くことができ、いま振り返れば貴重な機会でした。
加えて、新聞の印刷工場や一部の支局、大阪本社、普段立ち入ることのできない場所や、体験型ミュージアムの新聞博物館などを見学できました。

その後は、ビジネス部門との合同研修を時折挟みつつ、約3カ月間にわたってエンジニア部門の研修に参加しました。
研修はOSやネットワークの基本から始まりました。期間中に、GitやJavaScriptから暗号・セキュリティー、Docker、AWSの各サービス、IaC(Infrastructure as Code)に至るまで、一通りの分野やその技術・サービスに触れることができました。
特に私は、AWSとネットワークに関して体系的に学んだ経験がなかったため、この機会に数日かけてこれらの分野の講義を集中的に行っていただけて感謝しています。加えてGitに関しては、研修を受けるまでかなり自己流の使い方をしてきたこともあり、現場での運用方法を学ぶ良い機会となりました。この時に学んだ知識が、配属後のいま、役に立っていると感じます。

また、研修期間中には技術系の各部署の方々からお話を伺う機会が多くありました。合計で数十人の方々から業務紹介を聞き、社内システムの膨大さや取り扱う事業の多様性を実感しました。

研修の中でも特に充実した日々を過ごせたと感じたのは、システム構築の実習でした。研修生複数人でチームを組み、約2週間かけて簡易的なCMS(Content Management System: コンテンツ管理システム)を開発しました。環境構築からシステムの設計、コーディングに至るまで、各個人の工夫しがいや実践ゆえの学びが多く、非常に楽しい実習でした。

研修の内容は盛りだくさんでした。
配属後に研修を振り返ると、私の部署ではGoやRustなどのモダンな言語を開発に用いているので、そのあたりも研修中に触れる機会があったらさらに良かったと思います。

就職活動を控える皆さま、あるいは就職活動中の皆さま、WebデザインやJavaScript、Linuxなどに少しでも興味・関心がありましたら、大学・大学院での専攻と合わないのではないかとためらわれることなく、積極的に弊社への応募を検討してみてください。

さらに、弊社発信のコンテンツ(紙面、Webサイト、アプリ、ポッドキャスト、データベースetc.)やデータジャーナリズム、マスメディア、SNSでの情報発信、世の中のニュースに少しでも関わってみたいと思われるのならば、弊社は、あなたが高いモチベーションを保ちながら働くことのできる数少ない環境の一つであることは間違いないと思います。現に私もその一人です。

皆さまと一緒に働くことができることを楽しみにしております。


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