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開発生産性が高い組織として表彰されました!-Findy Team+ Award 2024受賞(朝デジ事業センター・開発部)

エンジニアのプラットフォームを提供するファインディ株式会社が運営する「Findy Team+ Award 2024」(開発組織全体での開発生産性スコアが優れた企業 50人以上100人未満の組織規模 部門)で、本社の朝デジ事業センター開発部が「Organization Award Medium Division」を受賞しました。

今回の受賞と、Findy Team+を実際どのように活用しているのかについて、朝デジ事業センター開発部・部長代理の西島さんにお話を伺いました。

西島 寛
新卒でヤフー株式会社に入社。ソフトウェアエンジニアとして、Webフロントエンドやバックエンド、モバイルアプリやテスト基盤の開発や開発チームのマネジメントに携わる。その後、2020年に朝日新聞社に入社し、スクラム開発の導入やシステムのリニューアルを推進し、現在は、朝デジ事業センター開発部の部長代理として、朝日新聞アプリのリニューアルの開発責任者を務める。


Findy Team+というツールについて

Findy Team+は、開発活動を可視化するツールです。現在JiraとGitHubの活動を可視化しています。さらに、個人やチームの生産性を評価するための各種フレームワークもサポートしており、我々がどのくらいうまくいっているのかを評価できるようになっています。チームの働き方に関しても評価できるようになっており、可視化したデータの解釈を支援してくれるツールです。

今回、受賞した開発部のフロント開発チームについて

開発部にはフロント開発チーム、技術マネジメントチーム、デザインチームなど、いくつかのチームがあります。その中でFindy Team+を導入しているのはフロント開発チームです。このチームは朝日新聞(デジタル版)のアプリ、ウェブ、紙面ビューアーなどを作っているチームです。基本的にスクラム開発と言われる開発のフレームワークに則って開発を進めています。

ひとつ特徴的なのは、プロダクトマネージャーとエンジニア、チームによってはデザイナーも含めてクロスファンクショナルなチーム編成をとっていることがあげられます。この構成により、チーム内でワンストップで何でもできるようにして開発を進めています。また、スプリント方式を採用し、1週間ごとで作業を区切り、その中でチーム員自身がコミットした目標を達成するよう努めています。

Findy Team+の活用方法について

例えば、開発生産性スコアを見ると、各チームの状況がわかります。現在進行中のリニューアルプロジェクトは非常に高い生産性を示しています。他の企業さんとの比較でも非常に高い水準であることが分かります。

チーム単位ではサイクルタイム分析により、Jiraの活動を通じて、どのくらいのペースで開発できているかを可視化しています。またメンバー個人ごとに見ることもできます。

個人の目標管理として使っている事例もあります。開発部では基本的に開発したコードは同僚がみんなで見てコードレビューをして、「OK」を複数人が出したらマージする、という運用体制になっています。皆がコードをレビューしなくてはならないなかで、誰がどのくらいレビューしているかを可視化していて、これをベースに目標を立てる人もいます。特にテックリードはこういったポイントを目標設定に活用しています。

個人のレビュー数やコミット数の推移をみていくことで、新規参画のエンジニアの立ち上がりからひとり立ちまでを確認することができたりもします。

またチーム全体での振り返りにも利用され、レビューの偏りや開発テンポの評価、アウトプットは頑張っている、のように振り返りの観点を出すことにも役立っています。

今回の受賞の要因は

何か特別なことを頑張っているから受賞したかというと、決してそうではないと思います。ただスクラム開発に関しては真剣に取り組んでいます。CI/CDをしっかり当たり前に行うことが、生産性という意味ではもはや前提と言えると思っています。この当たり前の部分があった上でスクラム開発を回していたことが、生産性を非常に高い状況でキープできていた要因だと思います。

最後に

私はプロジェクトマネージャー、エンジニアリングマネージャーの立場で関わっております。このツールは何かをやった時の効果を可視化しやすくて、非常に助かります。開発チーム、個人の振り返り、目標設定ツールとしても使うことができ、生産性向上への取り組みの、礎となるようなツールだと感じています。


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